Week17 ボルチモア・レイブンズ戦
チームメンバー
スコア
ポジティブPOINT
ネガティブPOINT

 Week17
 ボルチモア・レイブンズ

シーズン最終戦。ブラウンズ(略:CLE)勝ち越しを掛けた戦いとなります。HC交代後の成績は5勝2敗とかなり好調を維持しました。ここまで明らかな変化を見せるなんて夢のようでしたね。

敵地メリーランド州ボルチモアに乗り込み同地区レイブンズ(略:BAL)との最終対決です。レイブンズは勝てば地区優勝 負けるとプレイオフを逃すというものすごい大事な試合となっています。

前回はWeek5で対決し延長の末ブラウンズが勝利をしていますが、その時のレイブンズとはまったく別チームに仕上がっています。Week10で負傷した先発QBジョー・フラッコが負傷し、Week11以降は新人のラマー・ジャクソンが先発QBを勤めています。そしてWeek11以降の成績は5勝1敗と絶好調です。ジャクソンは近年には珍しい純粋モバイルQBで走力を武器にし、自らのランで攻撃を組み立てています。モバイルQBはやはりヒットを受ける回数が多く怪我に泣かされることがよく見られ、長く活躍しにくいですが、相手にするのは相当厄介です。ハマると一気に持っていかれます。ランは十分注意が必要です。とは言えパスもちゃんと投げてくるんで、プレイアクションにも注意が必要となります。

ということでルーキーQB対決となりました。
Browns-19-2
先発QB ラマー・ジャクソン

とは言えレイブンズは攻撃よりも守備のチームです。現在絶好調のブラウンズの攻撃が打ち破ることができるかも楽しみな試合でした。



 チームメンバー

2018week17-1
※ 黄色の塗りつぶしは新加入選手 
  薄い青は新人
  右の順位はNFLTOP100に選ばれた選手の順位
  PUP=キャンプ前の怪我による除外リスト入り IR=怪我人リスト入り
  青色の塗りつぶしはプロボウル選出選手

CLE側はCBウォードがまたも脳震盪のため欠場となりました。最終戦出られないのは残念ではありますが、2度目の脳震盪は心配ですね。軽度だったみたいですがあまりハードヒットはさせたくないなと。

BAL側はQBグリフィンがベンチ外、バックアップQBはフラッコということになっています。

当時の展望



 スコア

1Q 2Q 3Q 4Q total 勝敗
ブラウンズ 7 0 7 10 24 7-8-1
レイブンズ 10 10 3 3 26 10-6

やれることはやった。最後までしっかり戦った。だが負けた。

前半QBジャクソンを止められず、そのまま勢いのままやられるかなと思いました。しかし後半食い下がりを見せ、守備もジャクソンに対応しTDを阻止し、あとひとつファーストダウンが取れていればFGレンジまで行くところまで行きました。レイブンズも負けたらプレイオフを逃しシーズン終了となる試合となりました。同地区対決ですし負け越しが決定してしまい悔しい敗戦ではありましたが、最後までドキドキが止まらない痺れる試合でした。

この試合の結果で地区優勝はレイブンズ ブラウンズは7勝8敗1分で地区3位が決定しました。ブラウンズは2010年シーズン以来8年ぶりの地区最下位脱出となりました。


 ポジティブPOINT

・QBメイフィールド 新人TDパス記録更新

ペイトン・マニング ラッセル・ウィルソンの新人QBのシーズンTDパス26個の記録を破り27個のTDパスを記録し、新人記録を塗り替えました。マニングもウィルソンものちのちスーパーボウルを制覇しているQBですし、偉大なQBの記録を塗り替えたということで、今後も注目されること間違いありません。

Week3の途中出場からWeek4で先発になりそのまま走り続けこの記録を達成となりました。ブラウンズがここまで好転したのはメイフィールドのおかげと言って間違いありません。NFL見出してここまで毎週ワクワクすることは初めてだったかもしれません。
日経新聞にこんなデカデカと記事が載っていたそうです。全敗チームをここまで好転させた素晴らしい選手です。


 ネガティブPOINT

・相手のOLが一枚上手

BAL QBジャクソンの中央突破のTDラン
BAL QBジャクソンの2つ目のTDラン
BALは予想通りラン攻撃中心の攻めでした。それがわかっていても止められないのは、BALのOLの動きですね。2018年途中から先発QBがジャクソンに変わったのでモバイルQB用の練習などはそこまで積めてないはずなのに、長年モバイルQBを支えてきているような動きでしたね。こちらのパスラッシュの動き、ブリッツがどこからくるかすでにインプットされて、しっかり止められルートを開けられました。ここは相手が一枚も二枚も上手だったと言わざるを得ません

結局この試合QBジャクソンに90y RBディクソンに117y RBエドワースに76y チーム合計296yのランを記録されています。ちょっとあまりにもやられすぎですね・・・・

同地区なので今年も2回対戦があります。しっかりジャクソン中心のラン対策を講じることになるとは思います。今年はしっかり止めきりたいですね。



・相手の守備に気合い負け

最初の攻撃ドライブ BAL CBスミスのINT
試合終了となった BAL LBモズリーのINT

※クリックorタップしたら動きます 赤い線はFG狙える位置を示しています。

ロードゲームで相手は勝てば優勝がかかった試合。こちらもシーズン勝ち越しがかかってはいましたが、相手の気合+スタジアムの雰囲気がすごかったですね。新人QBでこの環境でここまで食い下がって最後までわからない試合にしただけでも称賛できるとは思います。

3INTは2018シーズンでは最多でした、相手の守備の気合でやられたと擁護したいですが、やはりミスはミスです。なかなかこういう試合を体験できることは少ないですし、いい経験が出来ました。今後にプラスに働くと思いたいですね。ちょっと甘いすぎるかなぁ?wwwwww



ということで、2018年シーズン全試合見直しが終わりました。次回は -終章- スタッツで見直す2018年シーズンとなります。後もう少しだけお付き合いください


 ゲームハイライト 


細かいSTATS