今週もざっくりまとめていきます。

チーフス・セインツ プレイオフへ
マイアミの奇跡
プレイオフ争い
気になったニュース一覧
週間MVP
サースデイナイトの展望

 チーフス・セインツ プレイオフへ

レイブンズ 24-27(OT) チーフス
試合としてはレイブンズが優勢に進めていましたが、チーフスがラストドライブでギャンブルを2度成功させオーバータイムまで持ち込みました。
こんなのギャンブルで通されたらどうしようもないですよねwwww
レイブンズは最後QBラマー・ジャクソンが傷んでロバート・グリフィンⅢが登場しましたが、残念ながら窮地を救うことは出来ずチーフスの勝利となり、11勝2敗となりプレイオフ進出を決めました

AFC西地区はチャージャースも10勝3敗でチーフスを追走しており、今週のサースデイナイトで直接対決があり大注目の一戦となります。

この試合ではQBパトリック・マホームズはノールックパスというあまり見たことのないパスを見せていました。
ほんとこのQBには驚かされっぱなしですwwwww

今年のチーフスは2年目のQBパトリック・マホームズ先発となりハイパーオフェンスを牽引しました。守備は不安な1年でしたが、それを上回る攻撃で好成績を収めました。チーフスはシーズンはいいけどプレイオフで苦戦することが多く、マホームズには打開を期待したいところです。



セインツ 28-14 バッカニアーズ
こちらも前半はバッカニアーズに3点に抑え込まれ、先週のカウボーイズ戦を引きずっているのか?と思われましたが、テイサム・ヒルのパントブロックからモメンタムがセインツに移りました。
ヒルはQBとしても何度か出場しており、ラン33回168yを記録しています。(パスは3/6 64y)この何でも屋っぷりはほんと貴重な存在ですね。

セインツはこの勝利で11勝2敗でNFC南地区優勝 地区2連覇となりました。

今年のセインツは開幕戦でフィッツパトリックの魔法にやられ、2戦目もブラウンズ相手に苦戦と不安なシーズンスタートでしたが、その後は例年通りのハイパーオフェンスが復活し、守備も徐々に安定していき10連勝をしました。先週苦杯を嘗めましたが、好成績で地区優勝となりました。先週地区優勝を決めたラムズとの対決にも勝利しており、2009年以来のスーパーボウルも期待できるチームとなりました。プレイオフでも楽しみですね。


 マイアミの奇跡

ペイトリオッツ 33-34 ドルフィンズ


一進一退のゲームでドルフィンズは追い込まれ、自陣31yからのラストプレイ。まさかのラグビープレイ大成功、滅多にお目にかかれないプレイで大逆転サヨナラ勝ちを収めました。

ペイトリオッツはこのプレイ時ヘイルメリー要因としてTEグロンコウスキーをスペシャルチームに投入していましたが、ヘイルメリーを投げれる距離ではなかったのでこの采配に疑問視の声が上がっています。タラレバではありますがグロンコウスキーじゃなくDBが入ってたら、ぎりぎりでTDを食い止められていたかもしれません。案の定グロンコウスキーはタックル出来ずTDを食らったわけですしね。

ペイトリオッツはなぜかドルフィンズのロード戦を苦手としています。ペイトリオッツのホームのホックスボロは寒冷地で、ドルフィンズのホームマイアミは寒暖地で、それが苦手の要因なのではということを言われ続けています。これだけ勝ってるペイトリオッツがこれだけ負けを重ねているのは異様なことです。今回の試合はこの呪いがかかった感じでしたね。

ただこの負けでも9勝4敗でペイトリオッツの地区首位は揺るぎない状態です。勝ったドルフィンズは7勝6敗で地区2位です。一応まだ地区優勝は決まっていませんが、ほぼ決まりでしょう。ドルフィンズはワイルドカード争いに加わっています。


 プレイオフ争い

残り3戦となり、プレイオフ争いが絞られてきました。

  • AFC
2018week14-6

地区優勝争いは西地区のチーフスがすでにプレイオフ進出を決めています。ただしまだ地区優勝は決まっておらず、金曜にチャージャースとの直接対決があり、これに勝利すれば地区優勝確定となります。

東地区ペイトリオッツ 南地区テキサンズは2位と2つの星差がありほぼ地区優勝確定的となっています。あとは第2シードの争いもあるためどちらもまだ勝ち星を伸ばしたいところです。

北地区はスティーラーズが首位をなんとか維持していますが、残り3戦の相手が厳しく最後までもつれる可能性が出てきました。QBロスリスバーガーの肋骨負傷 RBコナーも負傷とここに来て怪我人に悩まされる状態となり、今週のレイダース戦敗戦はかなりの痛手となりました。
ペイトリオッツ セインツ戦は今シーズンをかけた対戦となるでしょう。レイブンズはもちろん、ブラウンズにも地区優勝の可能性はあります。

ワイルドカード争いはチャージャースもしくはチーフスで1枠埋まったと言っていいでしょう。残りの1枠をブロンコスまでが争います。コルツとタイタンズは最終戦直接対決があり、ここでワイルドカード最後の枠を争うなんてことも有り得ます。7勝6敗のチームが3連勝できたらプレイオフ進出となりそうです。ただ9勝がラインになるかなと勝手に予想します。

  • NFC
2018week14-7

南地区セインツ 西地区ラムズがすでに地区優勝を決めています。シード順も2つの星差をつけており、第2シードまでこの2チームでほぼ決まりかなと思われます。

東地区カウボーイズ 北地区ベアーズも2つの星差をつけており、Week15で地区優勝が決まる可能性もあります。ほぼ決定的な状態です。

ほぼ地区優勝は決まった感があり、あとはワイルドカード争いのみという感じのNFCです。ワイルドカード争いはシーホークスが一つ抜けました。今週勝てばプレイオフ進出決定となります。

残りの1枠が混戦となっています。バイキングスのみが自力プレイオフを残す状態ですが、どのチームも厄介な対戦が残っており、3連勝できるチームがいるか微妙かなと。ラインが8勝まで落ちることになると1分け分が効きバイキングス有利な展開になりそうです。

日程的にはレッドスキンズが良さそうなんですが、現状先発QBが定まらず4連敗中とどん底状態であるので、ここで好転するというのは無理だろうなぁと。

 気になったニュース一覧

1巡目6位指名のEDGEブラッドリー・チャブがチームの新人サック記録を更新したとのこと。今週の49ers戦上げたサックで12.0となり、ボン・ミラーの11.5サックを抜きました。ただチームは痛い敗戦を喫し6勝7敗とワイルドカード争いがら一歩後退となりました。

この記録で守備新人MVP確実かと普通は思われる数字なんですが、他にも候補は結構います。


タックル サック INT FF
DEN EDGE ブラッドリー・チャブ 47 12.0 0 2
CHI LB ロークワン・スミス 97 4.0 1 0
DAL LB レイトン・ヴァンダーエッシュ 108 0.0 2 0
IND LB ダリウス・レオナード 135 7.0 1 4
CLE CB デンゼル・ウォード 48 0.0 3 1
LAC S デーウィン・ジェームス 88 3.5 3 1

この6選手の中から選ばれる可能性が高いかなと。正直かなりレベルが高いなと感じます。個人的にはチームの柱として地区首位に貢献しているカウボーイズのLBヴァンダーエッシュが好印象ですね。もちろんブラウンズのCBウォードも2度ルーキーオブザウィークを取ってるので有力です。最近避けられていてプレイに絡むことができないんですよね。


今週ワイルドカード争いをしているシーホークスとの直接対決で完敗をしたバイキングス。試合終了後オフェンスコーディネーターのジョン・デフィリポを解任しました。去年までOCだったパット・シュマーがジャイアンツのHCに就任となり、イーグルスから招聘したOCでしたが、1年持たず解任となってしまいました。

前半戦はWRアダム・シーレンの開幕8試合連続100yレシーブという記録もありパス攻撃が好調ではありましたが、後半戦シーレンへのカバーがキツくなりパス攻撃が結構封じられる場面が見られました。このパス攻撃頼りが裏目に出て、他の打開策を講じなかった印象も強く交代となりました。

シーホークス戦はWRシーレン ディグスをきっちりダブルカバーされて何もできなかった印象でしたし残り3試合というところでのコーチ交代は思い切りましたね。ただこの判断は素人ではありますが正解なような気がします。後任はQBコーチだったケビン・ステファンスキーが務めます。パス偏重から変化できるか、プレイオフ戦線にとどまることができるか。来週はドルフィンズ戦です。



来年も1000万ドル上積みとなるようです。昨年のライオンズQBスタッフォードの5年135MやレイダースQBカーの5年125Mなどの大型契約あたりから、フランチャイズQBには年20M以上のサラリーが必要というのが普通になってきました。


QB WR DL EDGE あたりがこのキャップ上積みの恩恵を得ています。
それに比べるとRB TE ILBはあまり上がっておらず、特にRBは使い捨てな感が抜けずもう少し考えて上げてほしいですね。ラムズのRBガーリーのような特例はありましたが、ルーキー契約後に大きな契約を取れる選手は皆無に近い状態です。

今後のためにRBだけ特別処置してもらいたいなぁと個人的に思います。たとえば出場数(スナップ数)によって1年目でもルーキー契約終了となり再契約が必要となるとか。これだと再契約できない選手とかもでてきて逆にまずいかなぁ。。まあ個人的な妄想ですwwww




 週間MVP

攻撃部門

AFC タイタンズ RB デリック・ヘンリー
NFC カウボーイズ WR アマリ・クーパー


99yTDランを含む4TDを達成したRBヘンリー
サヨナラTDレシーブ含む3TDレシーブのWRクーパーが受賞。


守備部門 ST部門

守備部門
AFC コルツ DL デニコ・オートリー
NFC ライオンズ CB ダリウス・スレイ

9連勝中のテキサンズ相手に2サックを上げ連勝を止めたコルツDLオートリー
PICK6を達成したCBスレイが受賞。

ST部門
AFC チャージャース K マイケル・バッジリー
NFC セインツ QB/ST テイサム・ヒル


僅差でFGパーフェクトだったルーキーKバッジリー
セインツのプレイオフの項目でも紹介したパントブロックを決めたQBヒルが受賞。

 サースデイナイトの展望

AFC西地区優勝をかけた直接対決

2018week15-1
チャージャースのインジュリーリポートはこちら 
http://www.nfl.com/teams/baltimoreravens/injuries?team=LAC
チーフスのインジュリーリポートはこちら 
http://www.nfl.com/teams/cincinnatibengals/injuries?team=KC 

WEEK8までのチームスタッツ
2018week15-1-1
1回目の直接対決は開幕戦に行われ、28-38でチーフスが勝利しています。チーフスが勝った場合西地区の地区優勝が決定します。


チャージャースは現在10勝3敗でチーフスを星1つで追う。

攻撃はパスラン共にバランス良く攻撃出来ており、素晴らしい得点力を保っています。ただ月曜の試合でRBエケラーが負傷しRBゴードンも2週間怪我で欠場中。ゴードンは一応今週クエッショナブル登録となり出場の可能性はある。エケラーが無事であれば無理させてないと思うので、ちょっと怖いですが大一番ですしね。怪我が悪化しないことを祈りたい。
QBリバースは現在レーティング114.5はキャリアハイの成績となっています。リバースといえばいつも怒ってるイメージですが、今年のリバースは穏やかなんですよね。自身もチームも成績がいいというのもあるんでしょうね。

守備もパス・ラン共に安定しており、失点も少ない。EDGEボサも後半戦から復帰し隙はなくなってきました。DLリューゲットの怪我人リスト入り DLメイベンも3週連続でプライベートな理由で欠場中、今週も練習には参加せず欠場濃厚のようです。DLの層に不安があるため怪我には気をつけたい。相手QBマホームズを捉えなんとか封じたい。


チーフスはレイブンズ戦で見事な延長逆転勝利でプレイオフ進出を決めました。11勝2敗で地区首位をキープしています。

2年目QBマホームズはこの勢いはここまで続けば本物でしょう。現在43TDパスを記録しており、シーズン記録55TDパス(2013年 ペイトン・マニング)まではちょっと届かなそうですが、現時点で8位タイの記録となっており、シーズンMVPの候補にも上がることだろう。

RBウェアが負傷で欠場濃厚となっており、こちらもラン攻撃には不安がある。まあハントの解雇の時点で十分不安要素ではありますが、、、、

守備はDB陣が未だ不安定な出来です。Sベリーが限定的ではありますが練習に参加して3週間が経っており、重要な一戦なだけあり復帰もあるかもしれない。(クエッショナブル登録)一応リードHCも出場する可能性もあると話していたそうです。正直ベリーが戻ってくるしかもうDB陣立て直す方法はないと思います。チャージャースのパス攻撃を抑えるイメージは現状できないですね。

ファーストラウンドバイをかけた大一番です。スタッツ通りに考えると守備の差がありチャージャース有利かなと思われます。ただ殴り合い上等なチームではあります、ただチーフスの2敗は壮絶な殴り合いな末僅差で負けたということもあります。


勢いとしてはチーフスですが、ここはチャージャース勝ちと予想します。好ゲームを期待したいですね。

ちなみに今シーズン最後のサースデイナイトゲームです。最高のカードとなりましたね。